どーもrigupo(りぐぽ)です。実は、ご縁がありまして仲良くさせて頂いてる木工作家さん方からパロサントなる木材を頂きました。
この木材とても良い香りがして綺麗な緑色なんです、当然素敵な木材はアクセサリーにしましょう!って事で調べてみたら…
先ず出てきたものはパロサント香木(ホーリーウッド)です。
???全然違う色??これ辺材?
辺材(白っぽい部分)とは木材の外側部分です。虫食い、反り、割れが激しく辺材は使用されにくい部分です。
心材の硬い部分が褐色(緑に変化)で辺材がこの白色だと思ったら…全然別物だった(笑)
でも、この木材の正体はパロサントで正解◎
こちら香木で良い香りするらしいですが、私は使用した事がないです。スピチュアル効果で運気がアップするとか…
『聖なる樹』パロサント
: palo santo :スペイン語 意味〈聖なる木〉
ご興味あればAmazonで販売してるよ!
紛らわしいパロサントですが、ウィキペディアページもありました。
ここに2種類の写真がありますね。
カンラン科(Bursera graveolens)のパロサント。
ハマビシ科(Gonopterodendron sarmientoi)のパロサント。
出てきましたね‼︎これパロサントです。
同じハマビシ科のリグナムバイタとして出回る事があると記載されていますね。
ようやくリグナムバイタとパロサントが出てきました‼︎
ハマビシ科/グアヤカム属(Guaiacum officinale) リグナムバイタ
ユソウボク属以外の木材がリグナムバイタと呼ばれる場合がある…記載されてるね!
目的はパロサント‼︎ リグナムバイタはリグナムバイタで…
パロサントでも2種類の属が出てきました(笑)
:ハマビシ科(Gonopterodendron sarmientoi)
:ハマビシ科(Bulnesia sarmientoi)
パロサントでも何種類かある?不明です…
パロサントって書いてありますね‼︎ブウネシアサミエント属(Bulnesia sarmientoi)です。
リグナムバイタの特性と用途があり、アルゼンチンリグナムバイタ/パラグアイリグナムバイタとして取引きされている。
別の品名は、ベラ/ベラウッドである。
ここで辿り着きました‼︎Vera wood‼︎
上記リンクに記載がありますが、Another common but rather ambiguous name is “palo santo”
ambiguous name (曖昧な名前)palo santo(パロサント)…だそうです。
本題の木材もパロサントで正解◎
国内では、パロサント/リグナムバイタのネームが主流ですね。
ここ(Bulnesia sarmientoiウィキペディア)にもパロサント(ホーリーウッド)記載されていました。ホーリースティックですね…
アルゼンチンではイビオカイって呼ばれてるらしいですよ‼︎(どこまでもややこしい)
ちなみにこのイビオカは絶滅危惧種ではなく、低危険種(絶滅する恐れもなく、近い将来絶滅する見込みが低い種)となっています。
リグナムバイタ/ベラ(パロサント)に関しては絶滅危惧種(絶滅の危機にある生物種)です。
ここら辺は…まさに混合状態ですね。同じ名前でワシントン条約のキーワードが乗っかって怪しい情報満載状態です….
本題のパロサント(ベラウッド)に関して絶滅危惧種となり、貴重な木材となりつつあります。
この素敵な木材は是非とも後世に残して頂きたい存在でもあります。恐らく現在売買されているパロサントは過去に輸入されていた木材が売買されており、とても希少な存在だと思います。
正体がわかった所で一旦整理します
:リグナムバイタ
:アルゼンチンリグナムバイタ
:パラグアイリグナムバイタ
:ベラ
:ベラウッド
:パロサント
6種類出てきてますね(笑)そこに緑檀が加わるかもしれませんね(笑)1つの商品を7個の名前で取引されている可能性があります。
では、本リグナムバイタと見分けは?って調べると色々と記載が出てきます。
国内では リグナムバイタvsパロサント
海外では リグナムバイタvsベラウッド
見解が色々あるようですが、下記の内容です。
:リグナムバイタ世界一硬い(比重1.20〜1.35)でパロサント(比重0.99〜1.10)ですが、どちらも水に沈んでしまうほど硬い比重で見分ける判断にはならない。
:どちらもワックス状でサンドベーパーを詰まらせてしまうほど油分が高い。これも見分け判断にはならない。
:パロサントにはフェザリングパターンの特性がある。
“feathering” characteristic …フェザリングで明確に判断出来るらしいが…フェザリングが良く理解できません‼︎
上の写真の緑の柄がフェザーみたいに滲んで強いって意味かな?
こんな記載がありましたとしか言いようが無い(笑)ごめんなさい…
そんなパロサントを調べた経緯は、紫外線で緑に変化する事が理由です。
何故? 紫外線で変色するの?
暗所に保管したら元に戻る?
そんな記載も国内でありましたが、どこまで戻るの?判断基準は?何色まで?
これ、試作の指輪です。同じ木材で製作した物です(右側はリング製作した時に出た端材)ここまで緑に変色した物が、どこまで戻るの?
しかも、Verawoodに、茶色から緑に変わる物もあれば、緑から赤褐色になる物もある!!!って記載もありました(笑)さらに混乱状態です。
:palo santo :スペイン語 意味〈聖なる木〉
この写真ですが、日本語だと『聖なる樹』です。素直に解釈すれば、神秘的な樹だよ!って伝えてる看板ですよね?
Vera woodとは『聖なる樹』これが答えだと思います。
素敵な匂いが漂い、緑に変色する木材。Vera wood!希少な木材を大切に使いたいですね‼︎