どーもrigupoです♪ 最近ですが木目金(もくめがね)を黙々と制作していました。。。。。
木目金(もくねがね)とは?
何枚もの金属板を層にして彫りや捻りなどを加え、木目状の模様に仕上げる技法です。江戸時代からの技法です。その技法を指輪にした杢目金屋さんは有名ですよね。そんな木目金を練習してました。
銀板と銅板と真鍮板の3色で作ることにしました。
シルバー 5枚
銅 4枚
真鍮 1枚 (ちょっとアクセント狙い)
綺麗に金属を脱脂します。先ず酸化膜は嫌なので、酸洗してから中性洗剤で綺麗に油分を取りました。
銀と銅を交互に重ね合わせ層にします。適当な場所に真鍮を差し込んで、金属層は完了です。
注意点です。
1.金属の油分はしっかりと綺麗にする事。作業に際に手の脂も付かないようにゴム手袋して作業してくださいね。
2.金属が曲がって(圧着出来ないほど)隙間が出来そうならば、綺麗に伸ばしてください。
金属板で挟み込んで、ー圧着します。写真のステンレス金具は綺麗に圧着出来なかった為に結果失敗しました。ステンレスだから3mm厚程度で大丈夫か?って思いましたがボルト締めで曲がりましたー(笑)って強引にいい感じの締め具合で進めたわけですがダメでした。
注意点です。
締め付け専用道具は市販してません。自作になるにで厚み9mm程の鉄材をお勧めします。ボルト締めで曲がる様では隙間が出来て失敗します。しっかり圧着出来る道具を作ってくださいね。
私は鉄フラットバー9mmを加工して道具を作る予定です。現在注文中なんです♪
いよいよバーナーで焼きます。銀と銅の融点は1000度以下ですが一応火力は欲しいので2000度対応のバーナーをお勧めします。ボーボーボーってするけど余裕無くて写真は無いです。
私、この作業で過去2度失敗しています。(涙)母材が溶けだす手前まで熱しますが途中でガス欠、判断ミス(温度が低すぎる)で加熱作業を終えてしまうと冷えた際に酸化膜に覆われてゴミとなります。チャンスは1度限りと思って下さい。酸洗し再度加熱しても全面加熱圧着出来なと思っていた方がいいです。 チャンスは1回です♪
過去数千円の材料がゴミとなりました。今回も数千円の材料がゴミになりました。泣きそうです!ってか泣きます。
注意点です。
1.加熱チャンスは1度だけ!!!
2.私の経験ですが加熱圧着出来ないより少し溶け合う方がまだ良い(笑)完全にドロドロではダメですが少し溶けあう程度であれば圧着出来ないより良いです♪ ビビらず溶かす勢いでボーボーボーしてくださいね。
ここまでの作業が、&今後の作業に影響するから8割9割大切な作業です。 とにかく母材が圧着出来なとゴミと思って下さい(涙)
胸を貸してください。。私、ゴミになりました。(涙)
全て溶かしてもシルバー500ほどです。。。。欲しいですか? 私には用途が分かりません。泣くしかないです!何か使えると物があれば教えて下さい〜お願いします。
すみません。愚痴が多くなりました。それほど作品の良し悪しが決まる作業です。皆様しっかりと時間かけて確実に行って下さいね。
加熱圧着した材料に掘りを入れて伸ばしていきます。今回は捻り無しで掘りのみです。前回、捻りで失敗している私は掘りだけでいきます。母材をなまして、叩く、なまして、叩く、の繰り返しで伸ばしていきますが叩きすぎると破壊します!(割れ)捻りは特に注意が必要だと思います。無理やり作業すれば折れてしまいます!無理せず、なまして作業して下さい。
部分的に加熱圧着してない部分があります。金具にて締め付けが弱かった要因かと思います。今度は9mm厚の金具にて挑戦します。取り敢えず使えそうな部分で作ってみた指輪です。
私的には真鍮は必要ない感じがしました。好みの問題でしょうが。。。今後真鍮無しで2色の銀と銅でトライします。
こちらの指輪は私的には失敗なので処分となりました。木目金は再利用が難しいですね。シルバー単体であれば溶かして再利用出来るんですが難しいですね。でも魅力的で綺麗な技法ですね♡
是非マスターしたいです!mokumegane!!